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特集 内科医のための「ちょいあて」エコー—POCUSのススメ 超音波によるABCD生理学的アプローチ
B:肺エコー(sonographic interstitial syndrome)
著者: 山田直人1
所属機関: 1弘前大学大学院医学研究科麻酔科学講座
ページ範囲:P.1932 - P.1936
文献購入ページに移動◎胸膜から画面の最深部まで伸びるB-lineの評価が,肺炎や肺水腫の診断に役立つ.
◎画面上でB-lineを1肋間に3本以上認めるmultiple B-linesは病的な所見である.
◎diffused multiple B-linesは,広範にわたる肺病変の存在を示唆する.
◎multiple B-linesを呈する疾患群をsonographic interstitial syndromeと呼び,肺炎や肺水腫,急性呼吸窮迫症候群(ARDS)が含まれる.
◎心原性肺水腫とARDSの鑑別は,B-line以外の画像所見もチェックしなければならない.
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