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文献詳細

雑誌文献

medicina55巻12号

2018年11月発行

文献概要

特集 内科医のための「ちょいあて」エコー—POCUSのススメ 頸部エコー

頸部のスクリーニング

著者: 古川まどか1

所属機関: 1神奈川県立がんセンター頭頸部外科

ページ範囲:P.1970 - P.1977

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Point
◎表在用の高周波数(中心周波数10MHz前後)で視野幅40mm前後のリニアプローブを選び,ゼリーを介して直接皮膚にあて,適度な圧で観察する.
◎「ちょいあて」の場合も,血管や筋膜の連続性を追いかけるように,プローブを軽くあててゆっくり動かしながらダイナミックに観察する.
◎頸部の解剖を意識し,耳下腺,顎下腺,甲状腺,リンパ節,その他の異常を総合的に診断する.
◎被験者の体位は,座位では観察できる範囲が限られるため,仰臥位が適している.
◎「ちょいあて」にカラードプラによる血流診断を加えると,疾患の鑑別や病勢の診断に役立つ.

参考文献

1)古川まどか:頭頸部の超音波検査.J Med Ultrasonic 45:279-286,2018
2)古川まどか,古川政樹:検査装置の選択と基本手技.古川まどか,古川政樹:頭頸部エコーアトラス,pp 2-6,診断と治療社,2016
3)古川まどか:耳鼻咽喉科・頭頸部外科の超音波診断.耳鼻臨床110:789-798,2017
4)古川まどか:口腔・咽頭悪性腫瘍プライマリケアにおける超音波診断.口腔咽頭科31:83-89,2018
5)古川まどか:臨床セミナー 喉頭疾患の超音波診断.喉頭29:75-79,2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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