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文献詳細

雑誌文献

medicina55巻12号

2018年11月発行

文献概要

特集 内科医のための「ちょいあて」エコー—POCUSのススメ 皮膚体表エコー

褥瘡(DTI)エコー

著者: 藪中幸一1 真田弘美23

所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科社会連携講座イメージング看護学 2東京大学大学院医学系研究科老年看護学 3東京大学大学院医学系研究科創傷看護学分野

ページ範囲:P.1984 - P.1988

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Point
◎体表のエコーでは表皮・真皮層,皮下脂肪層,筋肉層といった層構造を意識する.
◎深部組織損傷(DTI)は深部組織から重症化していくので,初期には視認できず,エコーによる評価が重要である.
◎皮下脂肪層内に低エコー域と高エコー域の混在(cloud-like像)を認めた場合,DTIが強く疑われる.

参考文献

1)藪中幸一,他:超音波検査による褥瘡診断の有用性(総説).超音波医41:649-658, 2014
2)Aoi N, et al:Ultrasound assessment of deep tissue injury in pressure ulcers;Possible prediction of pressure ulcer progression. Plast Reconstr Surg 124:540-550, 2009
3)Yabunaka K, et al:Can ultrasonographic evaluation of subcutaneous fat predict pressure ulceration? J Wound Care 18:192-196, 2009
4)Ueta M, et al:Use of ultrasound in assessment of necrotic tissue in pressure ulcers with adjacent undermining. J Wound Care 20:503-510, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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