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文献概要
特集 内科医のための「ちょいあて」エコー—POCUSのススメ 運動器エコー
肋骨・胸骨骨折
著者: 小淵岳恒1
所属機関: 1福井大学医学部附属病院救急部・総合診療部
ページ範囲:P.2053 - P.2056
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◎肋骨・胸骨骨折は打撲にて生じることが多いが,高齢者では軽微な衝撃(くしゃみなど)でも生じるため,内科外来を「胸痛」で受診することもある.
◎肋骨・胸骨骨折の診断においてCT検査は最も有効であるが,基本的には臨床診断になることが多く,X線検査では見逃しも多い.
◎内科医であっても肋骨・胸骨の痛いところに「ちょいあて」エコーをするだけで,その場で骨折の診断が可能である.
◎肋骨・胸骨骨折は打撲にて生じることが多いが,高齢者では軽微な衝撃(くしゃみなど)でも生じるため,内科外来を「胸痛」で受診することもある.
◎肋骨・胸骨骨折の診断においてCT検査は最も有効であるが,基本的には臨床診断になることが多く,X線検査では見逃しも多い.
◎内科医であっても肋骨・胸骨の痛いところに「ちょいあて」エコーをするだけで,その場で骨折の診断が可能である.
参考文献
1)Rainer TH, et al:Comparison of thoracic ultrasound, clinical acumen, and radiography in patients with minor chest injury. J Trauma 56:1211-1213, 2004
掲載誌情報