icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina55巻12号

2018年11月発行

文献概要

特集 内科医のための「ちょいあて」エコー—POCUSのススメ 運動器エコー

肋骨・胸骨骨折

著者: 小淵岳恒1

所属機関: 1福井大学医学部附属病院救急部・総合診療部

ページ範囲:P.2053 - P.2056

文献購入ページに移動
Point
◎肋骨・胸骨骨折は打撲にて生じることが多いが,高齢者では軽微な衝撃(くしゃみなど)でも生じるため,内科外来を「胸痛」で受診することもある.
◎肋骨・胸骨骨折の診断においてCT検査は最も有効であるが,基本的には臨床診断になることが多く,X線検査では見逃しも多い.
◎内科医であっても肋骨・胸骨の痛いところに「ちょいあて」エコーをするだけで,その場で骨折の診断が可能である.

参考文献

1)Rainer TH, et al:Comparison of thoracic ultrasound, clinical acumen, and radiography in patients with minor chest injury. J Trauma 56:1211-1213, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?