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文献詳細

雑誌文献

medicina55巻12号

2018年11月発行

文献概要

特集 内科医のための「ちょいあて」エコー—POCUSのススメ 超音波ガイド下インターベンション

ここまでできる 超音波ガイド下中心静脈穿刺

著者: 丹保亜希仁1

所属機関: 1旭川医科大学救急医学講座

ページ範囲:P.2074 - P.2081

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Point
◎超音波ガイド下中心静脈穿刺では,プレスキャン,静脈穿刺,ガイドワイヤー走行確認,ポストスキャンに超音波診断装置を使用する.
◎超音波ガイド下穿刺法には交差法と平行法があり,それぞれに長所と短所がある.
◎交差法では『一点』しか描出できないので,先端を描出するテクニックが必要となる.
◎平行法ではエコービーム面に穿刺針を乗せることができれば『線』として描出できる.
◎超音波ガイド下穿刺は,正しい知識と技術がなければ,合併症を生み出す『諸刃の剣』である.

参考文献

1)日本医療安全調査機構(編):医療事故の再発防止に向けた提言(第1号)─中心静脈穿刺合併症に係る死亡の分析(第1報),2017
2)日本麻酔科学会(編):安全な中心静脈カテーテル挿入・管理のためのプラクティカルガイド2017,2017
3)Kamata T, et al:Ultrasound-guided cannulation of hemodialysis access. Renal Replacement Therapy 2:7, 2016
4)Tampo A:Three-step procedure for safe internal jugular vein catheterization under ultrasound guidance. J Med Ultorason, 2018(Epub ahead of print)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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