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文献詳細

雑誌文献

medicina55巻13号

2018年12月発行

文献概要

連載 見て,読んで,実践! 神経ビジュアル診察・8

手のひらを上にして前にならえ! いわゆる「Barré徴候」

著者: 難波雄亮12

所属機関: 1安房地域医療センター総合診療科 2沖縄県立中部病院総合内科

ページ範囲:P.2137 - P.2139

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 上肢の軽い麻痺を検出する方法として,Barré試験(徴候)はとても有名です.これはMingazziniの上肢試験の変法の1つであり,命名法についてはさまざまな意見があります.今回は,上肢を前方に伸ばし,手掌を上向きに水平面にして検査する手技を「Barré徴候」と定義したいと思います.では,一緒に勉強していきましょう!
 
*本論文中、関連する動画を見ることができます(公開期間:2020年11月30日まで公開)。

参考文献

1)福武敏夫:Barré試験とMingazzini試験.脊椎脊髄28:246-253, 2015
2)廣瀬源二郎:Barré試験とMingazzini試験—Mingazzini原著の重要性.臨神経55:455-458, 2015
3)Daum C, et al:Validity of the “Drift without pronation” sign in conversion disorder. BMC Neurol 13:31, 2013
4)Teitelbaum JS, et al:Test of motor function in patients suspected of having mild unilateral cerebral lesions. Can J Neurol Sci 29:337-344, 2002
5)Anderson NE, et al:Detection of focal cerebral hemisphere lesions using the neurological examination. J Neurol Neurosurg Psychiatry 76:545-549, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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