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文献詳細

雑誌文献

medicina55巻13号

2018年12月発行

文献概要

特集 これからの心不全診療への最新アプローチ—予防からチーム医療・先進医療まで 急性期から慢性期へ,連続したチーム医療

在宅医を中心としたチーム医療

著者: 田中宏和1

所属機関: 1ゆみのハートクリニック

ページ範囲:P.2178 - P.2181

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Point
◎専門病院と,生活の場をみる地域診療所とのシームレスな医療連携に向けた「ふたり主治医制」を意識した体制づくりが望ましい.
◎安定期には非侵襲的なアプローチで体液量評価を行い,急性増悪時にはクリニカルシナリオ(CS)の概念を念頭に置いて,時間軸を考えた対応を行う.
◎慢性疾患である心不全は予後予測が難しいため,将来起こりうる状態変化に備えて,あらかじめ患者や家族と受けたい医療・ケアについて話し合っておくことが大切である.
◎心不全の在宅医療継続には,院内外で生活をサポートする多施設・多職種の連携,および的確な情報共有が大切である.

参考文献

1)Sudore RL, et al:Defining advance care planning for adults;A consensus definition from a multidisciplinary delphi panel. J Pain Symptom Manage 53:821-832, 2017
2)Mebazaa A, et al:Recommendations on pre-hospital and early hospital management of acute heart failure;A consensus paper from the Heart Failure Association of the European Society of Cardiology, the European Society of Emergency Medicine and the Society of Academic Emergency Medicine—short version. Eur Heart J 36:1958-1966, 2015
3)Mebazaa A, et al:Practical recommendations for prehospital and early in-hospital management of patients presenting with acute heart failure syndromes. Crit Care Med 36:S129-S139, 2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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