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文献詳細

雑誌文献

medicina55巻13号

2018年12月発行

特集 これからの心不全診療への最新アプローチ—予防からチーム医療・先進医療まで

診断

うっ血性心不全の身体所見の重要性

著者: 庄司聡1 香坂俊1

所属機関: 1慶應義塾大学循環器内科 臨床研究系大学院

ページ範囲:P.2182 - P.2185

文献概要

Point
◎うっ血性心不全の身体所見を,「重要度」と「簡単度」の2軸で考える.
◎まずは「簡単度」が高い下腿浮腫,心尖拍動,ラ音から手掛ける.
◎総合評価を行うに当たってはⅢ音と頸静脈怒張が最も「重要度」(陽性尤度比)が高い.
◎うっ血の身体所見評価方法は習得するのは難しいが,積極的に取りに行く姿勢が重要であり,努力を継続していると,あるとき“ストン”と腑に落ちることがある.

参考文献

1)McKee PA, et al:The natural history of congestive heart failure;The Framingham study. N Engl J Med 285:1441-1446, 1971
2)Wang CS, et al:Does this dyspneic patient in the emergency department have congestive heart failure? JAMA 294:1944-1956, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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