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特集 これからの心不全診療への最新アプローチ—予防からチーム医療・先進医療まで 診断
BNP・NT-proBNP
著者: 久保亨1
所属機関: 1高知大学医学部老年病・循環器内科学講座
ページ範囲:P.2186 - P.2189
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◎BNP・NT-proBNPは,心不全の存在診断,重症度診断,予後の推定に有用である.
◎治療対象となる心不全の可能性があるカットオフ値として,「BNP 100pg/mL」「NT-proBNP 400pg/mL」と提案されている.
◎BNP・NT-proBNP値のみで心不全診断を判断するべきではなく,身体所見や心電図異常なども含めて総合的に評価することが重要である.
◎BNP・NT-proBNPは,心不全の存在診断,重症度診断,予後の推定に有用である.
◎治療対象となる心不全の可能性があるカットオフ値として,「BNP 100pg/mL」「NT-proBNP 400pg/mL」と提案されている.
◎BNP・NT-proBNP値のみで心不全診断を判断するべきではなく,身体所見や心電図異常なども含めて総合的に評価することが重要である.
参考文献
1)Maisel AS, et al:Rapid measurement of B-type natriuretic peptide in the emergency diagnosis of heart failure. N Engl J Med 347:161-167, 2002
2)Tsutamoto T, et al:Relationship between renal function and plasma brain natriuretic peptide in patients with heart failure. J Am Coll Cardiol 47:582-586, 2006
3)斎藤能彦,他:血中BNPやNT-proBNP値を用いた心不全診療の留意点について,日本心不全学会,2013 http://www.asas.or.jp/jhfs/topics/bnp201300403.html(2018年8月閲覧)
4)筒井裕之,他(編):急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版),日本循環器学会/日本心不全学会,2018 http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2017_tsutsui_h.pdf(2018年8月閲覧)
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