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特集 これからの心不全診療への最新アプローチ—予防からチーム医療・先進医療まで 治療—急性心不全
点滴強心薬—ノルアドレナリン,ドパミン,ドブタミン,ホスホジエステラーゼ(PDE)阻害薬
著者: 長央和也1
所属機関: 1大阪赤十字病院心臓血管センター循環器内科
ページ範囲:P.2238 - P.2241
文献購入ページに移動◎点滴強心薬は,組織灌流の低下が明らかなショックや低心拍出の急性心不全患者に対して使用する.
◎ノルアドレナリンは血管収縮による昇圧効果が強く,ドパミンも高用量であれば昇圧作用が期待される.ドブタミンとホスホジエステラーゼ(PDE)阻害薬は,強心作用と血管拡張作用とを併せもつ.
◎点滴強心薬は,不整脈,心筋虚血,心筋障害を惹起し,予後を悪化させる可能性があるため安易に投与しない.また,循環動態が回復すれば速やかに減量・中止を試みる.
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