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文献詳細

雑誌文献

medicina55巻2号

2018年02月発行

文献概要

特集 —デキる内科医の—神経内科コンサルト 救急外来,急性期入院病棟からのコンサルト

めまい

著者: 三枝隆博1

所属機関: 1大津赤十字病院神経内科

ページ範囲:P.201 - P.204

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Point
◎問診が重要! 時間経過,誘発因子,随伴症状から大まかに鑑別する.
◎立ち上がれない「めまい」は慎重に対応する.
◎追視異常がみられる場合は中枢性疾患を想定する.
◎脳血管障害,耳科疾患において緊急性を要する疾患の鑑別を行う.
◎特に高齢者では,全身状態に起因する「めまい感」の検討を忘れない.

参考文献

1)Newman-Toker DE, et al:Spectrum of dizziness visits to US emergency departments;Cross-sectional analysis from a nationaly representative sample. Mayo Clin Proc 83:765-775, 2008
2)河村 満(編):めまい.日本神経治療学会(監):標準的神経治療,pp 167-204,医学書院,2012
3)福武敏夫:神経症状の診かた・考えかた─General Neurologyのすすめ(第2版),pp 81-105,医学書院,2017(症候から鑑別を進めるうえでの臨床的な重み付けが加味されており,実践臨床に役立つ良書)
4)立花久大:見逃したくないめまいの症候・診断ポイント.Mebio 29:79-83, 2012
5)Polensek SH:「めまいがします」─中枢性めまいと末梢性めまいの鑑別.medicina 46:239-242, 2009
6)水野美邦,他:脳神経の診かた.水野美邦(編):神経内科ハンドブック─鑑別診断と治療(第5版) pp 26-58,医学書院,2016
7)水野美邦:運動機能の診かた.水野美邦,他:脳神経の診かた.水野美邦(編):神経内科ハンドブック─鑑別診断と治療(第5版) pp 59-74,医学書院,2016
8)柴崎 浩:神経診断学を学ぶ人のために(第2版),pp 56-78, pp 104-107,医学書院,2013(眼球運動の評価方法の詳細については,神経解剖から症候を詳述している上記を精読されたい)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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