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文献詳細

雑誌文献

medicina55巻2号

2018年02月発行

文献概要

特集 —デキる内科医の—神経内科コンサルト 救急外来,急性期入院病棟からのコンサルト

失語,構音障害

著者: 菅原恵梨子1 工藤洋祐1 中溝知樹1 城倉健1

所属機関: 1横浜市立脳卒中・神経脊椎センター神経内科

ページ範囲:P.206 - P.210

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Point
◎急に喋らなくなったり言っていることがわからなくなったりしたら,麻痺がなくても失語の可能性があるため,脳血管障害を念頭に精査する.
◎失語や構音障害は病歴が重要であり,急性発症の場合には症状がなかったことが確認できる最終時間(最終未発症確認時刻)の聴取も行う.
◎脳血管障害は治療の遅れが予後悪化につながるため,急性発症した失語や構音障害は様子をみずに,直ちに神経内科へコンサルトする.
◎簡単なスクリーニングで失語と構音障害は区別できる.

参考文献

1)小鹿幸生,服部 学:失語・失行・失認.medicina 53(増刊号):441-449, 2016
2)石合純夫:高次脳機能障害学(第2版),医歯薬出版,2012
3)石原健司:高次脳機能障害の診察:脳画像と対照しながら.神経治療32:158-160, 2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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