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文献概要
特集 —デキる内科医の—神経内科コンサルト 救急外来,急性期入院病棟からのコンサルト
嚥下障害
著者: 松本慎二郎1 亀山隆1
所属機関: 1中部ろうさい病院神経内科
ページ範囲:P.229 - P.233
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◎まずはバイタルサイン(脈拍,呼吸数,体温),血中酸素飽和度で呼吸状態を診て,緊急性についてチェックする.
◎上気道狭窄や咽頭痛・嚥下時痛を伴う場合は耳鼻科へ,嚥下後の胸部のつかえ感は消化器内科へコンサルトする.
◎構音障害を伴っていれば,神経疾患や筋疾患の可能性が高く,神経内科へコンサルトする.
◎急性発症で構音障害がなく,ティッシュペーパーに唾液をしきりに吐き出しており,めまいとふらつきを伴えば,延髄外側梗塞を疑え.
◎既往歴からADLまで,患者の全体像がわかるような情報を含めてコンサルトする.
◎まずはバイタルサイン(脈拍,呼吸数,体温),血中酸素飽和度で呼吸状態を診て,緊急性についてチェックする.
◎上気道狭窄や咽頭痛・嚥下時痛を伴う場合は耳鼻科へ,嚥下後の胸部のつかえ感は消化器内科へコンサルトする.
◎構音障害を伴っていれば,神経疾患や筋疾患の可能性が高く,神経内科へコンサルトする.
◎急性発症で構音障害がなく,ティッシュペーパーに唾液をしきりに吐き出しており,めまいとふらつきを伴えば,延髄外側梗塞を疑え.
◎既往歴からADLまで,患者の全体像がわかるような情報を含めてコンサルトする.
参考文献
1)日本耳鼻咽喉科学会(編):嚥下障害診療ガイドライン─耳鼻咽喉科外来における対応(2012年版),金原出版,2012
2)日本神経治療学会 治療指針作成委員会:標準的神経治療;神経疾患に伴う嚥下障害.神経治療学31:435-470, 2014
3)横山秀二:嚥下困難.medicina 53(増刊号):201-205, 2016
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