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文献詳細

雑誌文献

medicina55巻2号

2018年02月発行

文献概要

書評

—平島 修,志水太郎,和足孝之 編—《ジェネラリストBOOKS》—身体診察 免許皆伝—目的別フィジカルの取り方 伝授します

著者: 黒川清1

所属機関: 1東大

ページ範囲:P.235 - P.235

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 誰でも健康でいたい,病気にはなりたくない.だから,患者が診察を受けに来たのには何かの理由がある.これが医師と患者とのかかわり方だ.
 患者を「診る」ことは,初診時の全身の第一印象をみて,会話し(問診),ちょっと丁寧な観察(診察)から始まる.なぜ患者が来院したのか,何が起こりつつあるのか,頭が回転し始める.外来,入院,救急などで,患者を観察し,話を聞きながら状況判断し,すぐに対応するべきことなどを検討しながら推論や仮説を設定,対応し,身体診察を行い,次の選択肢や指示を出さなくてはいけない.特に時間的制限の高い救急やインテンシブ・ケアでは,診療のプロセスが凝縮されている.これらのプロセスこそが臨床の醍醐味だ.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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