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特集 —デキる内科医の—神経内科コンサルト 救急外来,急性期入院病棟からのコンサルト
感覚障害
著者: 服部学1 小鹿幸生1
所属機関: 1宏潤会大同病院神経内科
ページ範囲:P.236 - P.240
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◎神経疾患の鑑別には,詳細な問診が最も重要である.特に発症様式や時間経過の聴取に重点を置く.
◎感覚の種類により,異なる神経経路を上行するため,病変部位により特徴的な症候を呈する.大まかな神経機能解剖学を理解しておくことが重要である.
◎感覚所見を取るときは,患者の意識状態,理解力に配慮し,疲労や「飽き」を避けるため短時間にとどめる.
◎神経疾患の鑑別には,詳細な問診が最も重要である.特に発症様式や時間経過の聴取に重点を置く.
◎感覚の種類により,異なる神経経路を上行するため,病変部位により特徴的な症候を呈する.大まかな神経機能解剖学を理解しておくことが重要である.
◎感覚所見を取るときは,患者の意識状態,理解力に配慮し,疲労や「飽き」を避けるため短時間にとどめる.
参考文献
1)後藤文男,天野隆弘:臨床のための神経機能解剖学,中外医学社,1992
2)平山惠三:神経症候学 改訂第2版Ⅱ,文光堂,2010
3)岩田 誠:神経症候学を学ぶ人のために,医学書院,1994
4)Kim JS, et al:Patterns of sensory dysfunction in lateral medullary infarction. Clinical-MRI correlation. Neurology 49:1557-1563, 1997
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