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特集 —デキる内科医の—神経内科コンサルト 救急外来,急性期入院病棟からのコンサルト
心因性・非器質性障害
著者: 福武敏夫1
所属機関: 1亀田メディカルセンター神経内科
ページ範囲:P.269 - P.272
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◎頭痛に引き続く意識減損発作を反復性にきたすような若い女性例では,まず,頭痛の様相を明らかにすることが必要であり,片頭痛が鑑別に挙がる.
◎意識減損発作がてんかんや代謝異常,不整脈などの器質的疾患によるのか,心因性なのかの鑑別を行う.
◎発作が現認できない場合が多く,目撃者からの聴取と患者背景の可能な限り詳しい聴取がキーポイントとなる.
◎頭痛に引き続く意識減損発作を反復性にきたすような若い女性例では,まず,頭痛の様相を明らかにすることが必要であり,片頭痛が鑑別に挙がる.
◎意識減損発作がてんかんや代謝異常,不整脈などの器質的疾患によるのか,心因性なのかの鑑別を行う.
◎発作が現認できない場合が多く,目撃者からの聴取と患者背景の可能な限り詳しい聴取がキーポイントとなる.
参考文献
1)福武敏夫:神経症状の診かた・考えかた-General Neurologyのすすめ(第2版),pp 306-307,医学書院,2017
2)Garcia-Albea E:Migraine associated with conversion symptoms(Babinski's migraine);Evaluation of a series of 43 cases. Neurologia 27:125-135, 2012
3)Kim DW, Lee SK:Headache and epilepsy. J Epilepsy Res 7:7-15, 2017
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