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特集 —デキる内科医の—神経内科コンサルト 外来からのコンサルト
多発性硬化症
著者: 鈴木鮎子1 植木美乃2 松川則之1
所属機関: 1名古屋市立大学大学院医学研究科神経内科学 2名古屋市立大学大学院医学研究科リハビリテーション医学分野
ページ範囲:P.300 - P.304
文献購入ページに移動◎多発性硬化症(MS)では,病歴や神経所見に時間的・空間的多発を認めないか確認する.
◎診断には神経所見による局在診断,MRI(造影含む)から得られる情報が重要である.
◎MSを含めた中枢神経系脱髄性疾患は,検査法や治療法の急速な進歩により内科医が単独で診断・治療をすることが難しくなってきている.MSが鑑別に挙げられる場合は早めに神経内科医にコンサルトすることも重要である.
◎若年女性の罹患が多いため,うつなどの精神症状や妊娠・出産にも留意する必要がある.
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