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文献詳細

雑誌文献

medicina55巻4号

2018年04月発行

文献概要

増刊号 プライマリ・ケアでおさえておきたい—重要薬・頻用薬 循環器薬

抗不整脈薬

著者: 鈴木敦1 志賀剛1

所属機関: 1東京女子医科大学循環器内科

ページ範囲:P.88 - P.95

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Question & Answer
Q 抗不整脈薬を選択するときのポイントを教えてください.
A まずは抗不整脈薬治療の目的(突然死予防,不整脈による症状の改善,生活の質の改善)を明確にすることです.ほとんどのⅠ群抗不整脈薬には陰性変力作用(心抑制)があることから,器質的心疾患,心不全合併の有無を把握することは重要です.また,抗不整脈薬の副作用,催不整脈作用を理解したうえで使用することが重要です.

参考文献

1)志賀 剛:不整脈.大橋京一,他(編):疾患からみた臨床薬理学,第2版,pp 123-142,じほう,2003
2)青沼和隆,他:2015年版循環器薬の薬物血中濃度モニタリングに関するガイドライン,日本循環器学会/日本TDM学会合同研究班参加学会,2015 http://jstdm.umin.jp/guidelines/JCS2015_Original.pdf(2017年11月閲覧)
3)抗不整脈薬ガイドライン委員会(編):抗不整脈薬ガイドライン;CD-ROM版ガイドラインの解説とシシリアンガンビットの概念.ライフメディコム,2000
4)志賀 剛,笠貫 宏:循環器系.山田信博(編):治療薬イラストレイテッド.pp 30-60,羊土社,2004
5)児玉逸雄,他:不整脈薬物療法に関するガイドライン.日本循環器学会,2004 http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2004_kodama_h.pdf(2017年11月閲覧)
6)清水明彦,他(編):新・心臓病診療プラクティス7─.心電図で診る・治す,文光堂,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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