文献詳細
文献概要
増刊号 プライマリ・ケアでおさえておきたい—重要薬・頻用薬 循環器薬
抗狭心症薬
著者: 坂本二郎1 中川義久1
所属機関: 1天理よろづ相談所病院循環器内科
ページ範囲:P.112 - P.116
文献購入ページに移動Question & Answer
Q 抗狭心症薬として硝酸薬をよく使用します.しかし,硝酸薬は耐性ができると聞きました.耐性ができると効果がなくなり,使用できなくなるのでしょうか?
A 長期間作用型の硝酸薬を連続して使用し続けると耐性ができることがあります.しかし,硝酸薬の耐性は部分耐性のため,急激に血中濃度を上昇させる舌下投与を追加すると効果が得られます.また,硝酸薬耐性の予防として8〜12時間の休薬時間を設定して投与する間欠投与を行えば,耐性が生じた場合でも硝酸薬の効果が復活するとされています.
Q 抗狭心症薬として硝酸薬をよく使用します.しかし,硝酸薬は耐性ができると聞きました.耐性ができると効果がなくなり,使用できなくなるのでしょうか?
A 長期間作用型の硝酸薬を連続して使用し続けると耐性ができることがあります.しかし,硝酸薬の耐性は部分耐性のため,急激に血中濃度を上昇させる舌下投与を追加すると効果が得られます.また,硝酸薬耐性の予防として8〜12時間の休薬時間を設定して投与する間欠投与を行えば,耐性が生じた場合でも硝酸薬の効果が復活するとされています.
参考文献
1)Nishigaki K, et al:Prognostic effects of calcium channel blockers in patients with vasospastic angina;A meta-analysis. Circ J 74:1943-1950, 2010
掲載誌情報