文献詳細
文献概要
増刊号 プライマリ・ケアでおさえておきたい—重要薬・頻用薬 呼吸器薬
抗ヒトIgEモノクローナル抗体
著者: 井上純人1
所属機関: 1山形大学医学部内科学第一講座
ページ範囲:P.179 - P.181
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Q 本剤はどのような患者に適応となりますか?
A 気管支喘息の患者で,高用量の吸入ステロイドに加えて複数の薬剤を用いてもコントロールが不良な状態で,規定の血中総IgE値を示し,通年性の吸入抗原に対して陽性を示す症例が適応となります.また特定の原因を有さない特発性慢性蕁麻疹の患者で,治療を行っても日常生活に支障がある症例に追加する治療として適応となります.
Q 本剤はどのような患者に適応となりますか?
A 気管支喘息の患者で,高用量の吸入ステロイドに加えて複数の薬剤を用いてもコントロールが不良な状態で,規定の血中総IgE値を示し,通年性の吸入抗原に対して陽性を示す症例が適応となります.また特定の原因を有さない特発性慢性蕁麻疹の患者で,治療を行っても日常生活に支障がある症例に追加する治療として適応となります.
参考文献
1)「喘息予防・管理ガイドライン2015」作成委員:喘息予防・管理ガイドライン2015,協和企画,2015
2)Storms W, et al:Omalizumab and asthma control in patients with moderate-to-severe allergic asthma;A 6-year pragmatic data review. Allergy Asthma Proc 33:172-177, 2012
3)Lai T, et al:Long-term efficacy and safety of omalizumab in patients with persistent uncontrolled allergic asthma;A systematic review and meta-analysis. Sci Rep 5:8191, 2015
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