文献詳細
文献概要
増刊号 プライマリ・ケアでおさえておきたい—重要薬・頻用薬 内分泌疾患薬
抗甲状腺薬
著者: 渡邊奈津子1
所属機関: 1伊藤病院内科
ページ範囲:P.353 - P.355
文献購入ページに移動Question & Answer
Q 薬の中止のタイミングはいつにしたらよいですか?
A 抗甲状腺薬が1日おき1錠以下の最小維持量で半年以上経過し,甲状腺刺激ホルモン(TSH)も含めて甲状腺機能が正常に保たれている場合に休薬を検討します.休薬後の寛解率は,TSH受容体抗体(TRAb)が陰性の場合は62〜74%,陽性の場合は10〜45%と,陰性の場合のほうが高くなりますが,TRAb陽性でも寛解する症例もあり,休薬後の寛解・再発を十分に予測することはできません.
Q 薬の中止のタイミングはいつにしたらよいですか?
A 抗甲状腺薬が1日おき1錠以下の最小維持量で半年以上経過し,甲状腺刺激ホルモン(TSH)も含めて甲状腺機能が正常に保たれている場合に休薬を検討します.休薬後の寛解率は,TSH受容体抗体(TRAb)が陰性の場合は62〜74%,陽性の場合は10〜45%と,陰性の場合のほうが高くなりますが,TRAb陽性でも寛解する症例もあり,休薬後の寛解・再発を十分に予測することはできません.
参考文献
1)日本甲状腺学会(編):バセドウ病治療ガイドライン2011,南江堂,2011
掲載誌情報