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文献概要
増刊号 プライマリ・ケアでおさえておきたい—重要薬・頻用薬 アレルギー薬
抗ヒスタミン薬
著者: 猪又直子1
所属機関: 1横浜市立大学附属病院皮膚科
ページ範囲:P.400 - P.404
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Q 薬剤の選択のポイントは何ですか?
A 抗ヒスタミン薬は,蕁麻疹やアトピー性皮膚炎などの痒みを伴う皮膚疾患や,アレルギー性鼻炎に対して日常的に汎用される薬剤です.日本のガイドラインでは,中枢神経系抑制作用が軽減された,いわゆる非鎮静性の第二世代抗ヒスタミン薬が推奨されています.そのなかで,薬物動態に関する速効性や持続性のほか,患者のライフスタイルや求めるニーズに配慮した服薬の回数やタイミングを考慮し,適切な薬剤を選択します.
Q 薬剤の選択のポイントは何ですか?
A 抗ヒスタミン薬は,蕁麻疹やアトピー性皮膚炎などの痒みを伴う皮膚疾患や,アレルギー性鼻炎に対して日常的に汎用される薬剤です.日本のガイドラインでは,中枢神経系抑制作用が軽減された,いわゆる非鎮静性の第二世代抗ヒスタミン薬が推奨されています.そのなかで,薬物動態に関する速効性や持続性のほか,患者のライフスタイルや求めるニーズに配慮した服薬の回数やタイミングを考慮し,適切な薬剤を選択します.
参考文献
1)秀 道広,他:蕁麻疹診療ガイドライン.日皮会誌121:1339-1388, 2011
2)加藤則人,他:アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2016年版.日皮会誌126:121-155, 2016
3)鼻アレルギー診療ガイドライン作成委員会:鼻アレルギー診療ガイドライン─通年性鼻炎と花粉症2016年版,ライフサイエンス,2016
4)谷内一彦,他:中枢に移行しない第2世代抗ヒスタミン薬─PETによる脳内移行性に関する研究.西日皮膚71:3-6, 2009
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