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文献詳細

雑誌文献

medicina55巻4号

2018年04月発行

文献概要

増刊号 プライマリ・ケアでおさえておきたい—重要薬・頻用薬 感染症治療薬・ワクチン

抗結核薬

著者: 奥村昌夫1 倉島篤行2

所属機関: 1結核予防会複十字病院呼吸器センター 2結核予防会複十字病院

ページ範囲:P.494 - P.497

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Question & Answer
Q 結核薬はたくさんありますが,どの薬剤を選択すればよいのでしょうか?
A 標準治療は,イソニアジド(INH),リファンピシン(RFP),エタンブトール(EB)またはストレプトマイシン(SM),ピラジナミド(PZA)の4剤を組み合わせて治療を行います.治療期間は図1に示すように,はじめの2カ月間は4剤で開始し,次の4カ月間はINH,RFPの2剤で治療を行います.ただし,それぞれの薬剤に副作用が出現する可能性があること,また薬剤に耐性が認められるならば,それぞれの状況に応じた薬剤を選択しなければなりません.

参考文献

1)日本結核学会(編):結核診療ガイドライン,改訂第3版,p 79,南江堂,2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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