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文献詳細

雑誌文献

medicina55巻5号

2018年04月発行

文献概要

特集 明日のために解くべし!—総合内科問題集 症例問題

Question3 73歳の男性 主訴 悪寒戦慄,発熱

著者: 守山祐樹1 忽那賢志1

所属機関: 1国立国際医療研究センター国際感染症センター

ページ範囲:P.559 - P.560

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現病歴 癒着性イレウスのために入院し,入院翌日に中心静脈栄養のために中心静脈カテーテル(CVカテーテル)が留置された.
入院10日目に悪寒戦慄を伴う発熱を認め,血液培養を採取した.翌日(入院11日目)に2セット中2セットからブドウ状グラム陽性球菌が検出されたため,バンコマイシンを開始した.さらにその翌日(入院12日目)に菌種が黄色ブドウ球菌と判明したためCVカテーテルを抜去した.

参考文献

1)Chong YP, et al:Treatment duration for uncomplicated Staphylococcus aureus bacteremia to prevent relapse;Analysis of a prospective observational cohort study. Antimicrob Agents Chemother 57:1150-1156, 2013
2)Mermel LA, et al:Clinical Practice Guidelines for the Diagnosis and Management of Intravascular Catheter-Related Infection;2009 Update by the Infectious Diseases Society of America. Clin Infect Dis 49:1-45, 2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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