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文献詳細

雑誌文献

medicina55巻5号

2018年04月発行

文献概要

特集 明日のために解くべし!—総合内科問題集 症例問題

Question41 68歳の女性 主訴 吃逆,四肢麻痺

著者: 吉田健二1 井口正寛1

所属機関: 1福島県立医科大学神経内科

ページ範囲:P.653 - P.654

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現病歴 1週間前から吃逆を自覚した.持続は短かったため経過観察していた.徐々に吃逆の頻度が増え,昼夜を問わずに持続した.また,手指の脱力を自覚した.徐々に脱力が悪化し上肢動作が困難になり,両下肢も脱力のため歩行が困難になった.尿意低下や便意喪失も認められた.歩行不可能になったため家族に連れられ当院を受診した.
既往歴 慢性甲状腺炎.

参考文献

1)日本神経学会(監),「多発性硬化症・視神経脊髄炎診療ガイドライン」作成委員会(編):多発性硬化症・視神経脊髄炎診療ガイドライン2017,医学書院,2017
2)Wingerchuk DM, et al:International consensus diagnostic criteria for neuromyelitis optica spectrum disorders. Neurology 85:177-189, 2015
3)Watanabe S, et al:Low-dose corticosteroids reduce relapses in neuromyelitis optica;A retrospective analysis. Mult Scler 13:968-974, 2007
4)Sato DK, et al:Distinction between MOG antibody-positive and AQP4 antibody-positive NMO spectrum disorders. Neurology 82:474-481, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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