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文献詳細

雑誌文献

medicina55巻6号

2018年05月発行

文献概要

特集 プロブレムから学ぶ感染症診療—すぐに役立つ厳選シナリオ30選 発熱+αの症状から診断する

発熱と胸部痛

著者: 林良典1 岡秀昭23

所属機関: 1順天堂大学医学部附属順天堂医院総合診療科 2埼玉医科大学総合医療センター総合診療心療内科 3埼玉医科大学総合医療センター感染症科

ページ範囲:P.772 - P.775

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Point
◎胸痛の性状で鑑別を絞る.吸気時の増悪や呼吸が浅い場合は胸膜痛を考える.
◎胸水があれば穿刺して性状を確認する.滲出性であれば培養や細胞診を!
◎グラム染色で起炎菌を想定し治療を開始する.
◎感染症以外では特に肺血栓塞栓症の可能性を念頭に置いて診療する.

参考文献

1)Douma RA, et al:Performance of 4 clinical decision rules in the diagnostic management of acute pulmonary embolism;A prospective cohort study. Ann Intern Med 154:709-718, 2011
2)岡 秀昭:感染症プラチナマニュアル2017,メディカル・サイエンス・インターナショナル,2017
3)坂本 壮:救急外来 ただいま診断中!,中外医学社,2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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