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特集 プロブレムから学ぶ感染症診療—すぐに役立つ厳選シナリオ30選 発熱+状況から診断する
発熱:熱傷
著者: 牧野淳1
所属機関: 1横須賀市立うわまち病院集中治療部
ページ範囲:P.805 - P.808
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◎熱傷後に起こりうる感染症は,熱傷創感染,肺炎,中心静脈関連カテーテル感染,尿路感染などである.
◎熱傷創感染は,創表面の細菌数,浸潤の深度や広がり,全身症状の有無などにより分類される.
◎侵襲性感染に対してはエンピリックに広域抗菌薬を選択し,起炎菌と薬剤感受性を基にde-escalationする.
◎熱傷創感染を防ぐためには,早期(5日以内)の外科的デブリードメントと自家皮膚移植が望ましい.
◎熱傷後に起こりうる感染症は,熱傷創感染,肺炎,中心静脈関連カテーテル感染,尿路感染などである.
◎熱傷創感染は,創表面の細菌数,浸潤の深度や広がり,全身症状の有無などにより分類される.
◎侵襲性感染に対してはエンピリックに広域抗菌薬を選択し,起炎菌と薬剤感受性を基にde-escalationする.
◎熱傷創感染を防ぐためには,早期(5日以内)の外科的デブリードメントと自家皮膚移植が望ましい.
参考文献
1)Bennett JE, et al:Surgical-and Trauma-Related Infections. Bennett JE, et al:Mandell, Douglas, and Bennett's Principles and Practice of Infectious Diseases(8th ed), pp 3505-3509, Saunders, 2014
2)Church D, et al:Burn wound infections. Clin Microbiol Rev 19:403-434, 2006
,2017
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