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特集 プロブレムから学ぶ感染症診療—すぐに役立つ厳選シナリオ30選 症候から診断する
頭痛
著者: 比嘉哲史1 金城光代1
所属機関: 1沖縄県立中部病院総合内科
ページ範囲:P.845 - P.849
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◎高齢者の新規発症の頭痛では,頭蓋内病変を考える.
◎頭痛とともに全身症状(倦怠感,疲労感,体重減少,発熱)を伴うときは,悪性腫瘍,感染症,膠原病を考える.
◎細菌性髄膜炎,巨細胞性動脈炎は内科緊急疾患であり,鑑別診断に挙がる際には精査を進める前に治療(抗菌薬またはステロイド)の開始を検討する.
◎高齢者の新規発症の頭痛では,頭蓋内病変を考える.
◎頭痛とともに全身症状(倦怠感,疲労感,体重減少,発熱)を伴うときは,悪性腫瘍,感染症,膠原病を考える.
◎細菌性髄膜炎,巨細胞性動脈炎は内科緊急疾患であり,鑑別診断に挙がる際には精査を進める前に治療(抗菌薬またはステロイド)の開始を検討する.
参考文献
1)Firestein GS, et al:Kelley and Firestein's Textbook of Rheumatology(10th ed), Elsevier, 2016
2)Klippel JH:Primer on the Rheumatic Diseases(13th ed), Springer, 2008
3)Mukhtyar C, et al:EULAR recommendations for the management of large vessel vasculitis. Ann Rheum Dis 68:318-323, 2009
4)Stone JH, et al:Trial of Tocilizumab in Giant-Cell Arteritis. N Engl J Med 377:317-328, 2017
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