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特集 プロブレムから学ぶ感染症診療—すぐに役立つ厳選シナリオ30選 症候から診断する
食欲低下
著者: 梶有貴1
所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻
ページ範囲:P.855 - P.858
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◎食欲低下といった“low yield”な主訴を鑑別するときは,システムレビューと系統的な身体診察をとろう.
◎患者は「早期膨満感」や「嚥下困難」を「食欲がない」と表現することもあり,適切に主訴を読み替える必要がある.
◎HIVの診療は日々進歩している.HIV診療に苦手意識をもたないでほしい.
◎食欲低下といった“low yield”な主訴を鑑別するときは,システムレビューと系統的な身体診察をとろう.
◎患者は「早期膨満感」や「嚥下困難」を「食欲がない」と表現することもあり,適切に主訴を読み替える必要がある.
◎HIVの診療は日々進歩している.HIV診療に苦手意識をもたないでほしい.
参考文献
1)Boland BJ, et al:Review of systems, physical examination, and routine tests for case-finding in ambulatory patients. Am J Med Sci 309:194-200, 1995
2)Thomson EC, et al:Delayed anti-HCV antibody response in HIV-positive men acutely infected with HCV. AIDS 23:89-93, 2009
3)van de Laar TJ, et al:Acute hepatitis C in HIV-infected men who have sex with men;An emerging sexually transmitted infection. AIDS 24:1799-1812, 2010
4)Koike K, et al:Prevalence of coinfection with human immunodeficiency virus and hepatitis C virus in Japan. Hepatol Res 37:2-5, 2007
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