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特集 ここさえ分かれば—輸液・水・電解質 体液調節
体液調節の基本
著者: 長浜正彦1
所属機関: 1聖路加国際病院腎臓内科
ページ範囲:P.960 - P.963
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◎体液コンパートメントで,細胞外液と細胞内液は電解質を通しにくい細胞膜で仕切られているため,電解質輸液は細胞外液に留まる.
◎生体には,osmoregulationとvolume regulationという代表的な2つの制御系が存在し,本質的には独立している.
◎2つの体液欠乏“volume depletion”と“dehydration”を使い分ける.
◎体液コンパートメントで,細胞外液と細胞内液は電解質を通しにくい細胞膜で仕切られているため,電解質輸液は細胞外液に留まる.
◎生体には,osmoregulationとvolume regulationという代表的な2つの制御系が存在し,本質的には独立している.
◎2つの体液欠乏“volume depletion”と“dehydration”を使い分ける.
参考文献
1)Rose BD, Post TW:Clinical Physiology of Acid-Base and Electrolyte Disorders, 5th ed, pp 241-284, McGraw-Hill Education, New York, 2001
2)Halperin, ML, et al:Fluid, Electrolyte and Acid-Base Physiology, 4th ed, pp 245-313, Saunders, Philadelphia, 2010
3)McGee S, et al:Is this patient hypovolemic? JAMA 281:1022-1029, 1999
4)長浜正彦(編):輸液スーパー指南塾─経過を追う症例問題で実践力を鍛える!,レジデントノート15(増刊),pp 197-206,羊土社,2013
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