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特集 ここさえ分かれば—輸液・水・電解質 体液調節
体液量の評価
著者: 長浜正彦1
所属機関: 1聖路加国際病院腎臓内科
ページ範囲:P.964 - P.967
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◎体液量を1つの指標で評価することは困難であるため,複数の指標を使用して総合的に判断する.
◎体液量指標には静的指標と動的指標があるが,動的指標のほうがより実践的であると考えられている.
◎心不全による急性腎障害(AKI)は,いわゆるpre-renal AKIでなく腎うっ血による腎障害であることが分かってきた.
◎体液量を1つの指標で評価することは困難であるため,複数の指標を使用して総合的に判断する.
◎体液量指標には静的指標と動的指標があるが,動的指標のほうがより実践的であると考えられている.
◎心不全による急性腎障害(AKI)は,いわゆるpre-renal AKIでなく腎うっ血による腎障害であることが分かってきた.
参考文献
1)Braam B, et al:Systemic arterial and venous determinants of renal hemodynamics in congestive heart failure. Heart Fail Rev 17:161-175, 2012
2)The World Society of the Abdominal Compartment Syndrome. http://www.wsacs.org/(2018年5月閲覧)
3)Gnanaraj JF, et al:The relevance of congestion in the cardio-renal syndrome. Kidney Int 83:384-391, 2013
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