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特集 ここさえ分かれば—輸液・水・電解質 体液調節
利尿薬抵抗性
著者: 大迫希代美1 今井直彦1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学腎臓・高血圧内科
ページ範囲:P.976 - P.981
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◎利尿薬の作用部位と作用機序を理解しよう.
◎利尿薬がその効果を発揮するためには,尿細管への分泌が必須である.
◎利尿薬抵抗性とは,極量の利尿薬を使用しているにもかかわらず,Na排泄の低下,体液量過剰の改善を認めない状態をいう.
◎利尿薬抵抗性の原因を把握することが大事である.
◎利尿薬の作用部位と作用機序を理解しよう.
◎利尿薬がその効果を発揮するためには,尿細管への分泌が必須である.
◎利尿薬抵抗性とは,極量の利尿薬を使用しているにもかかわらず,Na排泄の低下,体液量過剰の改善を認めない状態をいう.
◎利尿薬抵抗性の原因を把握することが大事である.
参考文献
1)香坂 俊(監),今井直彦(著):極論で語る腎臓内科,丸善出版,2015
2)Konstam MA, et al:Effects of oral tolvaptan in patients hospitalized for worsening heart failure;The EVEREST Outcome Trial. JAMA 297:1319-1331, 2007
3)Ellison DH:Diuretic therapy and resistance in congestive heart failure. Cardiology 96:132-143, 2001
4)Ellison DH, Felker GM:Diuretic treatment in heart failure. N Engl J Med 377:1964-1975, 2017
5)Hoorn EJ, Ellison DH:Diuretic resistance. Am J Kidney Dis 69:136-142, 2017
6)Vandergheynst F, et al:Vasopressin antagonists. N Engl J Med 373:980-981, 2015
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