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特集 ここさえ分かれば—輸液・水・電解質 代謝性酸塩基平衡
代謝性アシドーシス
著者: 廣瀬知人1
所属機関: 1筑波メディカルセンター病院総合診療科
ページ範囲:P.986 - P.990
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◎アニオンギャップ(AG)上昇代謝性アシドーシスで薬剤性を疑ったら血清浸透圧ギャップ(OG)を計算すべし.
◎AGを算出する際にはAlb値を確認せよ.低Alb血症があれば基準値が変わる.
◎重炭酸の補充は,尿細管性アシドーシス(RTA)と慢性腎臓病(CKD)のときのみ考慮する.
◎アニオンギャップ(AG)上昇代謝性アシドーシスで薬剤性を疑ったら血清浸透圧ギャップ(OG)を計算すべし.
◎AGを算出する際にはAlb値を確認せよ.低Alb血症があれば基準値が変わる.
◎重炭酸の補充は,尿細管性アシドーシス(RTA)と慢性腎臓病(CKD)のときのみ考慮する.
参考文献
1)Emmett M:Approach to the patient with a negative anion gap. Am J Kidney Dis 67:143-150, 2016
2)黒川 清:水・電解質と酸塩基平衡─step by stepで考える,改訂第2版,南江堂,2004
3)Gilbert SJ, Weiner DE:National Kidney Foundation Primer on Kidney Diseases, 7th ed, Elsevier, 2017
4)Adeva-Andany MM, et al:Sodium bicarbonate therapy in patients with metabolic acidosis. ScientificWorldJournal 627673, 2014
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