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書評
—徳田 安春 著—《ジェネラリストBOOKS》—病歴と身体所見の診断学—検査なしでここまでわかる
著者: 小野正博1
所属機関: 1都立松沢病院・内科
ページ範囲:P.991 - P.991
文献購入ページに移動 徳田安春先生の『病歴と身体所見の診断学』を拝読した.一読してこれは画期的な本だと思った.それは凡人が名医に到達する方法が書かれていると思ったからである.
この本の「序」では,エキスパート診断医の無意識の暗黙知とは一体何なのかということが説かれている.通常この暗黙知については,エキスパート診断医本人も説明できず,ブラックボックスであると考えられている.それを徳田先生は「この暗黙知,実は究極的には条件付き確率理論なのです.ベイズの定理ともいいます」と喝破されている(「序」より).
この本の「序」では,エキスパート診断医の無意識の暗黙知とは一体何なのかということが説かれている.通常この暗黙知については,エキスパート診断医本人も説明できず,ブラックボックスであると考えられている.それを徳田先生は「この暗黙知,実は究極的には条件付き確率理論なのです.ベイズの定理ともいいます」と喝破されている(「序」より).
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