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特集 ここさえ分かれば—輸液・水・電解質 尿量・尿電解質
尿量・尿電解質の基本
著者: 長浜正彦1
所属機関: 1聖路加国際病院腎臓内科
ページ範囲:P.998 - P.1002
文献購入ページに移動◎尿量は飲水量や腎機能でなく,溶質摂取量と尿浸透圧で規定される.
◎尿濃縮に必要なメカニズムは,①管腔と間質の浸透圧濃度勾配,②抗利尿ホルモン(ADH)の存在である.浸透圧濃度勾配は電解質(Na+やCl−)と非電解質(尿素)で形成される.
◎哺乳類は代謝産物として不要になった尿素を尿濃縮機構に利用したが,これは生物の進化の過程を考えると高等である.
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