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特集 ここさえ分かれば—輸液・水・電解質 ナトリウム異常症
ナトリウム異常症の「ここさえ分かれば」
著者: 赤井靖宏1
所属機関: 1奈良県立医科大学地域医療学講座
ページ範囲:P.1040 - P.1043
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◎Na異常の診断・治療は,ガイドラインを参照しながら病態を考えた調整が重要である.
◎抗利尿ホルモン不適切分泌症候群(SIADH),鉱質コルチコイド反応性低Na血症(MRHE),中枢性塩類喪失症候群(CSWS)の鑑別には,病歴,身体所見,検査所見の総合的判断が必要!
◎重症低Na血症例に対する3% NaClの使用法は内科医に必須の知識!
◎Na濃度の過補正が起こってしまったときの対応をあらかじめ準備しておく.
◎Na異常の診断・治療は,ガイドラインを参照しながら病態を考えた調整が重要である.
◎抗利尿ホルモン不適切分泌症候群(SIADH),鉱質コルチコイド反応性低Na血症(MRHE),中枢性塩類喪失症候群(CSWS)の鑑別には,病歴,身体所見,検査所見の総合的判断が必要!
◎重症低Na血症例に対する3% NaClの使用法は内科医に必須の知識!
◎Na濃度の過補正が起こってしまったときの対応をあらかじめ準備しておく.
参考文献
1)Spasovski G, et al:Clinical practice guideline on diagnosis and treatment of hyponatraemia. Nephrol Dial Transplant 29(Suppl 2):i1-i39, 2014
2)Verbalis JG, et al:Diagnosis, evaluation, and treatment of hyponatremia;Expert panel recommendations. Am J Med 126:S1-S42, 2013
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