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文献詳細

雑誌文献

medicina55巻8号

2018年07月発行

文献概要

特集 血液疾患を見逃さないために—プライマリ・ケアと専門医コンサルトのタイミング 血液疾患患者に対する一般診療上の注意点

感冒症状で受診したら

著者: 田村志宣1 蒸野寿紀1

所属機関: 1和歌山県立医科大学血液内科

ページ範囲:P.1144 - P.1146

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Point
◎感冒症状を主訴に受診する血液疾患患者のなかには,感冒でない患者が紛れていることが多い.
◎感冒症状に対する安易な抗菌薬処方は,耐性菌を生み出す要因となるため,適正使用を心がける.
◎バイタルサイン測定・身体診察を行い,異常を認めれば,血液専門医へのコンサルトが必要である.

参考文献

1)田坂佳千:かぜ症候群の病型と鑑別疾患.今月の治療13:1217-1221, 2006
2)国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議.薬剤耐性菌(AMR)対策アクションプラン2016-2020.
3)Singer M, et al:The Third International Consensus Definitions for Sepsis and Septic Shock(Sepsis-3). JAMA 315:801-810, 2016
4)日本臨床腫瘍学会(編):発熱性好中球減少症(FN)診療ガイドライン.改訂第2版,南江堂,2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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