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特集 血液疾患を見逃さないために—プライマリ・ケアと専門医コンサルトのタイミング 血液疾患を疑う症候・病変の診かたと紹介のタイミング
リンパ節腫脹
著者: 伊藤勇太1 棟方理12
所属機関: 1国立がん研究センター中央病院血液腫瘍科 2国立がん研究センター希少がんセンター
ページ範囲:P.1180 - P.1185
文献購入ページに移動◎リンパ節腫脹を主訴とする患者を診療するときには,局所的なものか全身的なものか,リンパ節腫脹の時間経過および診察所見などから,大きく①悪性腫瘍,②感染症,③非感染性反応性腫脹,④その他に分類して鑑別診断を絞っていく.
◎リンパ節生検を依頼する際には,処置に伴う合併症のリスクが高いと考えられる腋窩や非特異的な所見となりやすい鼠径は避けて,できるだけ主病変と思われる病変から生検を行う.
◎病歴や理学所見から悪性が疑われる場合,また腫瘍関連の臓器障害が出現している場合には,緊急性ありと判断して早めの専門医受診が必要である.
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