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特集 血液疾患を見逃さないために—プライマリ・ケアと専門医コンサルトのタイミング 血液疾患を疑う症候・病変の診かたと紹介のタイミング
鼻腔病変
著者: 宮崎香奈1
所属機関: 1三重大学大学院医学系研究科血液・腫瘍内科学
ページ範囲:P.1190 - P.1192
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◎わが国において鼻腔・副鼻腔リンパ腫の約75%を,節外性NK/T細胞リンパ腫,鼻型(ENKL)が占める.
◎ENKLは鼻腔などの節外病変を特徴とするNKまたはT細胞型のリンパ腫である.
◎鼻腔(周辺)限局例では放射線治療・化学療法同時併用療法(RT-2/3DeVIC療法),若年者の初発Ⅳ期,初回治療後再発・難治例ではSMILE療法後の移植療法が推奨されている.
◎わが国において鼻腔・副鼻腔リンパ腫の約75%を,節外性NK/T細胞リンパ腫,鼻型(ENKL)が占める.
◎ENKLは鼻腔などの節外病変を特徴とするNKまたはT細胞型のリンパ腫である.
◎鼻腔(周辺)限局例では放射線治療・化学療法同時併用療法(RT-2/3DeVIC療法),若年者の初発Ⅳ期,初回治療後再発・難治例ではSMILE療法後の移植療法が推奨されている.
参考文献
1)Abbondanzo SL, Wenig BM:Non-Hodgkin's lymphoma of the sinonasal tract. A clinicopathologic and immunophenotypic study of 120 cases. Cancer 75:1281-1291, 1995
2)Yamaguchi M, et al:Phase I/II study of concurrent chemoradiotherapy for localized nasal natural killer/T-cell lymphoma;Japan Clinical Oncology Group Study JCOG0211. J Clin Oncol 27:5594-5600, 2009
3)日本血液学会(編):造血器腫瘍診療ガイドライン2013年版,金原出版,2013
4)Yamaguchi M, et al:Phase II study of SMILE chemotherapy for newly diagnosed stage IV, relapsed, or refractory extranodal natural killer(NK)/T-cell lymphoma, nasal type:the NK-Cell Tumor Study Group study. J Clin Oncol 29:4410-4416, 2011
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