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文献詳細

雑誌文献

medicina55巻8号

2018年07月発行

文献概要

特集 血液疾患を見逃さないために—プライマリ・ケアと専門医コンサルトのタイミング 血液疾患を疑う症候・病変の診かたと紹介のタイミング

皮膚病変

著者: 神山祐太郎1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学腫瘍・血液内科

ページ範囲:P.1210 - P.1213

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Point
◎皮膚に病変を呈する悪性リンパ腫は,皮膚に限局するものと,全身性リンパ腫の皮膚浸潤病変である場合に分けられる.
◎病態は各病理組織型により非常に多彩な病像を呈し,緩徐な進行を示すものから急速に進行し死に至るものまでさまざまである.
◎軽微な皮膚症状でも,通常の外用治療や抗菌薬内服に反応しない場合は,感染症やアレルギー性疾患,薬剤性障害と並んで悪性リンパ腫も疑って精査する必要がある.
◎悪性リンパ腫の皮膚症状を疑った際には漫然と経過観察をせずに,皮膚科医や血液内科医への早期の相談を行うことが重要である.

参考文献

1)日本皮膚科学会・日本皮膚悪性腫瘍学会(編):科学的根拠に基づく皮膚悪性腫瘍診療ガイドライン,第2版,金原出版,2015
2)Swerdlow SH, et al:WHO Classification Tumours of Haematopoietic and Lymphoid Tissues. WHO, Lyon, 2017
3)Willemze R, et al:WHO-EORTC classification for cutaneous lymphomas. Blood 105:3768-3785, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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