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特集 血液疾患を見逃さないために—プライマリ・ケアと専門医コンサルトのタイミング 血液疾患を疑う症候・病変の診かたと紹介のタイミング
皮膚病変
著者: 神山祐太郎1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学腫瘍・血液内科
ページ範囲:P.1210 - P.1213
文献購入ページに移動◎皮膚に病変を呈する悪性リンパ腫は,皮膚に限局するものと,全身性リンパ腫の皮膚浸潤病変である場合に分けられる.
◎病態は各病理組織型により非常に多彩な病像を呈し,緩徐な進行を示すものから急速に進行し死に至るものまでさまざまである.
◎軽微な皮膚症状でも,通常の外用治療や抗菌薬内服に反応しない場合は,感染症やアレルギー性疾患,薬剤性障害と並んで悪性リンパ腫も疑って精査する必要がある.
◎悪性リンパ腫の皮膚症状を疑った際には漫然と経過観察をせずに,皮膚科医や血液内科医への早期の相談を行うことが重要である.
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