icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina55巻8号

2018年07月発行

文献概要

特集 血液疾患を見逃さないために—プライマリ・ケアと専門医コンサルトのタイミング さまざまな症候・画像所見の診かた・考え方と紹介のタイミング

発熱

著者: 冲中敬二12

所属機関: 1国立がん研究センター東病院総合内科 2国立がん研究センター中央病院造血幹細胞移植科

ページ範囲:P.1214 - P.1216

文献購入ページに移動
Point
◎しばしば血液疾患は,不明熱をきたす.血液疾患のなかでは悪性リンパ腫の頻度が高い.
◎「丁寧な原因精査をしても原因不明」と気づくことが,鑑別すべき疾患を挙げることに役立つ.
◎発熱に高度の好中球減少を伴う場合には,速やかに抗菌薬投与を検討する必要があるが,その前に感染部位や原因微生物同定のための検査も検討する.

参考文献

1)西垂水和隆:感染症以外の疾患の見抜き方①.総合診療27:458-462,2017
2)東 光久:不明熱.medicina 51:470-474,2014
3)大曲貴夫,他:FEVER─発熱について我々が語るべき幾つかの事柄,金原出版,2015
4)Taplitz RA, et al:Outpatient management of fever and neutropenia in adults treated for malignancy:American Society of Clinical Oncology and Infectious Diseases Society of America Clinical Practice Guideline Update. J Clin Oncol, 2018, Epub ahead of print

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?