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文献詳細

雑誌文献

medicina55巻9号

2018年08月発行

文献概要

特集 もっともっとフィジカル!—黒帯級の技とパール 座談会

Physical examination forever!!

著者: 徳田安春1 池田正行23 沢山俊民45 上野征夫6

所属機関: 1群星沖縄臨床研修センター 2香川大学医学部附属病院医療情報部 3高松少年鑑別所 4さわやまクリニック 5川崎医科大学 6壽生会寿生病院

ページ範囲:P.1308 - P.1315

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フィジカルはダイナミックな動きを取り扱う点で,力学に近いと思います.なかでも,絶対的な古典力学ではなく相対的な現代力学に近いと考えます.完成度の高いフィジカルを行う医師は,相対性理論での動く物体(生体)に対する観察者の立場をとり,診療での経験的技術と暗黙知によって,個々の患者での微妙な病態を捉えています.感度・特異度,尤度比などの単純な疫学手法が通用しない世界であり,不屈の鍛錬から相対的アートを生み出しているのです.そこで今回の座談会では,内科の各分野で突出したフィジカル診断のアートを身に付けた,“仙人”とも呼ぶべき先生方をお招きして,不屈の鍛錬と力学作品についてお聞きしました.(徳田)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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