文献詳細
特集 もっともっとフィジカル!—黒帯級の技とパール
消化器系の症候
文献概要
Point
◎潰瘍性大腸炎では,病変部位に関連する機能障害として夜間排便などがあり,日内変動も意識した問診を行う.
◎Crohn病の症状は多様であるが,低栄養を伴う慢性の全身疾患であるという認識をもって診療にあたることが必要である.
◎炎症性腸疾患では多くの症例で腸管外合併症を認めるため,腹部症状だけでなく,その他の症状にも注意が必要である.
◎潰瘍性大腸炎では,病変部位に関連する機能障害として夜間排便などがあり,日内変動も意識した問診を行う.
◎Crohn病の症状は多様であるが,低栄養を伴う慢性の全身疾患であるという認識をもって診療にあたることが必要である.
◎炎症性腸疾患では多くの症例で腸管外合併症を認めるため,腹部症状だけでなく,その他の症状にも注意が必要である.
参考文献
1)難病情報センター:「潰瘍性大腸炎」「クローン病」 http://www.nanbyou.or.jp
2)日本消化器病学会(編):クローン病診療ガイドライン,pp 14-17, 南江堂,2010
3)Ott C, Schölmerich J:Extraintestinal manifestations and complications in IBD. Nat Rev Gastroenterol Hepatol 10:585-595, 2013
4)Marzano AV, et al:Cutaneous manifestations in patients with inflammatory bowel diseases;Pathophysiology, clinical features, and therapy. Inflamm Bowel Dis 20:213-227, 2014
掲載誌情報