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文献詳細

雑誌文献

medicina55巻9号

2018年08月発行

特集 もっともっとフィジカル!—黒帯級の技とパール

消化器系の症候

炎症性腸疾患を疑うとき

著者: 丸山友希1 猿田雅之1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学内科学講座消化器・肝臓内科

ページ範囲:P.1378 - P.1382

文献概要

Point
◎潰瘍性大腸炎では,病変部位に関連する機能障害として夜間排便などがあり,日内変動も意識した問診を行う.
◎Crohn病の症状は多様であるが,低栄養を伴う慢性の全身疾患であるという認識をもって診療にあたることが必要である.
◎炎症性腸疾患では多くの症例で腸管外合併症を認めるため,腹部症状だけでなく,その他の症状にも注意が必要である.

参考文献

1)難病情報センター:「潰瘍性大腸炎」「クローン病」 http://www.nanbyou.or.jp
2)日本消化器病学会(編):クローン病診療ガイドライン,pp 14-17, 南江堂,2010
3)Ott C, Schölmerich J:Extraintestinal manifestations and complications in IBD. Nat Rev Gastroenterol Hepatol 10:585-595, 2013
4)Marzano AV, et al:Cutaneous manifestations in patients with inflammatory bowel diseases;Pathophysiology, clinical features, and therapy. Inflamm Bowel Dis 20:213-227, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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