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文献詳細

雑誌文献

medicina55巻9号

2018年08月発行

文献概要

特集 もっともっとフィジカル!—黒帯級の技とパール 内分泌代謝系の症候

糖尿病の合併症を見抜く

著者: 北村文也1 藤田芳郎1

所属機関: 1中部ろうさい病院腎臓内科

ページ範囲:P.1383 - P.1386

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Point
◎糖尿病患者では膠原組織の変性により合併症を生じるため,全身の身体診察が重要である.
◎皮膚は傷がつきやすく感染しやすい.重症化するため予防と早期介入が重要である.
◎関節合併症はこわばりや疼痛をきたすため,膠原病や整形外科疾患との鑑別が重要である.
◎神経症状は典型的には手袋靴下型の分布をとる.糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)ではアセトンの増加による特徴的なフルーツ臭を呈する.

参考文献

1)三橋善比古:糖尿病と皮疹.medicina 51:850-854, 2014
2)青木 眞:レジデントのための感染症診療マニュアル(第3版),pp 824-825,医学書院,2015
3)須藤 博,他(訳):サパイラ─身体診察のアートとサイエンス(原書第4版),pp 679-680,医学書院,2013
4)福井次矢,黒川 清(日本語版監修):ハリソン内科学(第5版),pp 2481-2488,メディカル・サイエンス・インターナショナル,2017
5)藤田芳郎,他(編著):研修医のための輸液・水電解質・酸塩基平衡,pp 60-69,中外医学社,2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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