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文献詳細

雑誌文献

medicina55巻9号

2018年08月発行

文献概要

特集 もっともっとフィジカル!—黒帯級の技とパール 内分泌代謝系の症候

テタニーの診かた

著者: 稲福徹也1

所属機関: 1稲福内科医院

ページ範囲:P.1404 - P.1407

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Point
◎テタニーとは,手足がしびれて筋肉が固まる(硬直)症状である.
◎原因は,低カルシウム血症,低マグネシウム血症,アルカローシスである.
◎テタニーを確認する身体所見としては,Trousseau徴候が感度・特異度ともに高い.
◎緊急性が高い鑑別診断として破傷風が挙げられる.
◎偽性副甲状腺機能低下症では特徴的な外見を呈することがある.

参考文献

1)須藤 博,他(監訳):サパイラ─身体診察のアートとサイエンス(原書第4版),pp 738-742,医学書院,2013
2)Jesus JE, Landry A:Images in clinical medicine. Chvostek's and Trousseau's signs. N Engl J Med 367:e15, 2012(動画あり) https:www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMicm1110569
3)竹内靖博:カルシウム代謝疾患の救急;高カルシウム血症と低カルシウム血症性テタニー.日内会誌105:688-666, 2016
4)Rolla AR,Rodriguez-Gutierrez R:Images in clinical medicine.Albright's hereditary osteodystrophy.N Engl J Med 367:2527, 2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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