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文献詳細

雑誌文献

medicina55巻9号

2018年08月発行

文献概要

特集 もっともっとフィジカル!—黒帯級の技とパール 皮膚・粘膜の症候

紅斑を診た時に—非感染症を中心に

著者: 檜垣惠1 松山孝2 上野征夫3

所属機関: 1東海大学医学部付属八王子病院総合内科 2東海大学医学部付属八王子病院皮膚科 3寿生病院内科

ページ範囲:P.1414 - P.1419

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Point
◎紅斑をソフトに触診し,浮腫性(水)か浸潤性(細胞成分)かを鑑別する.さらに,表皮病変の有無も確認する.
◎皮疹が慢性化した場合,特に環状紅斑では白癬菌を考慮して皮膚科にコンサルトする.
◎薬疹を疑う場合はすべての薬剤の投与歴を確認し,粘膜疹や高熱などの随伴症状があるときは皮膚科にコンサルトして入院加療する.
◎生検を考慮する場合は写真を撮っておき,皮膚科にコンサルトする.浸潤細胞の種類と局在,および血管炎の有無が診断につながる.

参考文献

1)北島康雄(編):内科医のための皮疹の診かたのロジック.medicina 51(5),2014
2)Visual Dermatology編集委員会(編):「これを見たら何を考える?」皮疹のみかたアトラス.Visual Dermatology 15(臨時増刊号),2016
3)野木真将(編):他科の知識1─皮膚科・泌尿器科.Hospitalist 4(4),2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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