文献詳細
特集 枠組みとケースから考える—消化器薬の選び方・使い方
上部消化器疾患
文献概要
Point
◎上部消化管出血の成因は,静脈瘤性出血と非静脈瘤性出血に大別され,後者のうち最も多いのが出血性胃十二指腸潰瘍である.
◎出血性胃十二指腸潰瘍に対する初期治療では,プロトンポンプ阻害薬(PPI)が第一選択となる.
◎食道静脈瘤に対する薬物療法としては,β遮断薬,硝酸イソソルビド,血管作動薬が提案されているが,保険収載はなされていない.
◎上部消化管出血の成因は,静脈瘤性出血と非静脈瘤性出血に大別され,後者のうち最も多いのが出血性胃十二指腸潰瘍である.
◎出血性胃十二指腸潰瘍に対する初期治療では,プロトンポンプ阻害薬(PPI)が第一選択となる.
◎食道静脈瘤に対する薬物療法としては,β遮断薬,硝酸イソソルビド,血管作動薬が提案されているが,保険収載はなされていない.
参考文献
1)藤城光弘,他:非静脈瘤性上部消化管出血における内視鏡診療ガイドライン.Gastroenterol Endosc 57:1648-1666, 2015
2)Leontiadis GI, et al:Proton pump inhibitor therapy for peptic ulcer bleeding;Cochrane collaboration meta-analysis of randomized controlled trials. Mayo Clin Proc 82:286-296, 2007
3)日本消化器病学会(編):肝硬変診療ガイドライン2015,南江堂,2015
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