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文献詳細

雑誌文献

medicina56巻1号

2019年01月発行

文献概要

特集 枠組みとケースから考える—消化器薬の選び方・使い方 下部消化管疾患

嘔吐・下痢—感染性腸炎

著者: 佐藤淳一1

所属機関: 1可児とうのう病院消化器内科

ページ範囲:P.38 - P.41

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Point
◎感染性腸炎の治療で最も重要なのは,脱水の評価と補液の必要性の判断である.
◎細菌性腸炎で抗菌薬を必要とする例は限定されており,個々の症例の重症度を判断し,適切に抗菌薬を使用することが重要である.
◎細菌性腸炎か,ウイルス性腸炎かの鑑別が難しい場合のempiric therapyで抗菌薬を使用することは避ける.

参考文献

1)大西健児,他:JAID/JSC感染症治療ガイドライン2015—腸管感染症.日化療会誌64:31-65, 2016
2)大川清孝,清水誠治:感染性腸炎A toZ,第2版,医学書院,2012
3)Smith KE, et al:Quinolone-resistant Campylobacter jejuni infections in Minnesota, 1992-1998. N Engl J Med 340:1525-1532, 1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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