文献詳細
特集 枠組みとケースから考える—消化器薬の選び方・使い方
膵臓・胆道疾患
文献概要
Point
◎慢性膵炎による疼痛には,一般的にNSAIDsの内服,坐薬が有用である.
◎薬物治療とともに禁酒,禁煙,食事指導が慢性膵炎治療の中心であることに留意する.
◎早期慢性膵炎の診断,治療介入が非可逆性疾患への進展を予防する可能性がある.
◎成分栄養剤は栄養改善のみでなく,慢性膵炎の疼痛軽減にも有効性が報告されている.
◎慢性膵炎による疼痛には,一般的にNSAIDsの内服,坐薬が有用である.
◎薬物治療とともに禁酒,禁煙,食事指導が慢性膵炎治療の中心であることに留意する.
◎早期慢性膵炎の診断,治療介入が非可逆性疾患への進展を予防する可能性がある.
◎成分栄養剤は栄養改善のみでなく,慢性膵炎の疼痛軽減にも有効性が報告されている.
参考文献
1)厚生労働省難治性膵疾患に関する調査研究班,日本膵臓学会,日本消化器病学会:慢性膵炎臨床診断基準2009.膵臓24:645-646, 2009
2)日本消化器病学会(編):慢性膵炎診療ガイドライン2015,改訂第2版,南江堂,2015
3)片岡慶正,阪上順一:慢性膵炎における薬物治療の進歩.医学のあゆみ261:47-55, 2017
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