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特集 枠組みとケースから考える—消化器薬の選び方・使い方 肝疾患
肝機能障害—B型慢性肝炎
著者: 田尻和人1 二日市有花1 安田一朗1
所属機関: 1富山大学附属病院消化器内科
ページ範囲:P.90 - P.94
文献購入ページに移動◎慢性B型肝炎ではALT 31 IU/L以上の上昇,かつHBV-DNA 2,000 IU/mL(3.3 logIU/mL)以上の慢性肝炎症例,肝線維化進展例ではHBV-DNA陽性で治療対象となる.
◎治療は長期継続する必要があり,耐性化のリスク・安全性を考慮して薬剤を選択し,治療開始後もHBV-DNAの定期的なモニタリングが必要である.
◎HBs抗原の陰性化が最終目標であり,Peg-IFN治療を含めた治療の可能性を慎重に検討する.
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